透明水彩の赤は鬼門

  • 2020/04/27 02:10

20200426.jpg

(今回の記事は色のウンチクを語っていますが、管理人は色の科学者じゃないので、シロウトが何か言ってるよ程度に流していただければ…笑)

 

私は赤がとても好きなのですが、水彩の赤がなかなか理想的な「赤」にならず、研究中です。

 

 

(素材にもよりますが)赤って光を吸収しやすいのか、影の色は黒に近い色に見えます。
それも、グレーとは程遠いくっきりとした暗色に。

 

スポイトでとってみると分かりやすいです↓

 20200426b.jpg

pasja1000によるPixabayからの画像

 

リンゴの影なんて思いっきり赤黒いですよね。 

今その「赤黒」の表現に難儀しているのですよ…

 

 

 

水彩で色を重ねると、どうしても彩度が落ちてきてしまいます。

なので、彩度の高い暗色があまり出しづらいんですよね。
(恐らく、上に重ねた顔料の粒子が下の層の光の反射を阻害するとかそんな感じの理由なんじゃないかな~と考えています)

 

クリムゾンレーキやローズマダーなどの透明度の高い色を重ね塗りしようにも、水彩の重ね塗りには割と限界があるんですよね…

それに↑の2色は赤の中でも少し青み掛かっていますし、透明度が高いせいか薄く塗った所のパンチが弱いので、リンゴのような「赤らしい赤」というのは本当に難しいのです。

 

 

ウジェーヌ・ドラクロワの如く、対象物の周囲の環境を工夫して鮮やかに美しく…という手もあるにはあるのですが、キャラ単体のイラストでは不可能ですし、何より超高難易度(笑)

 

 

 

そこで、別の画材も取り入れる事を検討しています。

一番の候補はカラーインク。
丁度給付金も貰えるし、久しぶりに新しい画材に挑戦してもいいかなと考えています。

(今までもW&Nさんのカラーインクに手を出したことがあるのですが、耐水性がアダとなったのか、大して使わないうちにフタが空かなくなって泣く泣く処分しました。。)

 

カラーインクは染料インクなのですが、染料は顔料と違って色が層にはならないので、重ねても彩度が落ちずに暗くなる&粒じゃないからいくらでも重ねられるので、黒みがかった影の表現には向いているのではないかと思います。

 

カラーインクでなくてもコピック等のマーカーも染料インクですが、グラデ多用するのが好きなので、グラデにしやすいカラーインクがいいですね。

 

 

可能であらばカラーインクと水彩を併用した絵を描いてみたいです。

淡色やグレーに近い色は逆に水彩の方が表現しやすいと思いますので、いいとこどりした絵を描ければなと考えています。

 

 

 

ところで赤の他にもRGBブルーグリーンも光を吸収しやすいのか影が黒くなりがちですが、青は明度が低い時に彩度が高くなる傾向がありますし、緑は青を伴いながら暗くなるような気がするので、青緑の影で黒がかったと錯覚させやすいためか難易度は高くないと感じています。 

逆にCMYは光を吸収せずに透過しやすいのか、影が黒っぽくならず、代わりに色相の移動が激しい印象です。

※これらは生地や光の種類等の様々な条件により変わってきます。

 

 

もっと色について勉強して、作品に深みを持たせたいものです。

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